J-REITとは

J-REITには多くのメリットがある一方で、さまざまなリスクも伴います。
J-REITは証券取引所に上場しており、取引価格が変動するため、元本や利回りが保証された金融商品ではありません。
J-REITの取引価格に影響を及ぼす主なリスクには、以下のものがあります。

1 不動産市場のリスク

不動産の賃貸市場や売買市場、金利環境、経済情勢等の影響を受けて、J-REITが保有する物件の賃料収入が減少したり、保有物件そのものの価値が低下したりすることで、取引価格や分配金が変動する可能性があります。

2 金利変動リスク

J-REITは投資家から資金を集めるほか、金融機関から借入を行ったり、投資法人債(一般事業会社の「社債」に相当)を発行することにより資金調達を行います。このため、金利の変動は収益に影響を及ぼし、取引価格や分配金が変動する可能性があります。

3 地震・火災等によるリスク

投資対象の不動産が地震や火災等の災害を受けた場合、予想不可能な事態によって取引価格や分配金が変動する可能性があります。

4 上場廃止になるリスク

証券取引所が定める上場基準に抵触し、上場廃止になった場合には取引が著しく困難になる可能性があります。

5 運用に関するリスク

J-REITは一般の事業会社と同様に倒産するリスクがあります。このリスクが表面化した場合、取引価格が著しく下落する可能性があります。

投資の際は、上場時や増資時に各投資法人から発行される「目論見書」、決算期ごとに発行される「有価証券報告書」に記載されている「投資リスク」にも目を通し、そのJ-REITが持つリスクを確認することが大切です。