NBFについて

投資主の皆様へ

日本ビルファンド投資法人 執行役員 影山 美樹

投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

本投資法人は2001年9月に国内初となる不動産投資法人として東京証券取引所不動産投資信託市場(J-REIT市場)に上場し、その後順調に資産規模を拡大してまいりました。

第34期(2018年6月期)の運用実績は、営業収益36,635百万円、営業利益15,774百万円、当期純利益は14,010百万円、1口当たり分配金は9,650円となりました。

当期末におけるポートフォリオの状況は、保有物件数で72棟、資産規模1兆1,050億円(取得価格累計額)、総賃貸可能面積1,084,931㎡、期中平均稼働率99.3%となり、テナント総数は1,532件となっております。

東京都心部のオフィスビル賃貸市場については、好調な企業業績を背景に、既存ビルにおいて拡張移転や館内増床により空室解消が着実に進み、また新築ビルにおいてもテナント誘致が順調に進んでおり、空室率は低下傾向が続きました。また、このような堅調な需要を受け、募集賃料は上昇傾向が続いています。
 オフィスビル売買市場については、金融緩和による良好な資金調達環境が継続するなか、J-REIT及び私募ファンド、海外投資家、国内不動産会社による物件取得意欲は引き続き高い状況にあります。一方で優良物件の売却情報は限定的であることから、厳しい物件取得競争が継続しており、期待利回りが低水準で推移し、売買価格が高止まりした状態が続いています。

本投資法人は、このような環境のもと、「中長期的な観点から運用資産の着実な成長と安定した収益の確保を目指す」という基本方針に基づき運用を行っています。
 当期は、前期に売買契約締結済であった「NBF日比谷ビル」(信託受益権、譲渡価額:640億円)の譲渡並びに「六本木ティーキューブ」(信託受益権、取得価格:628億円)の取得及び既保有物件である「セレスティン芝三井ビルディング」の持分(不動産、取得価格:195億円)の追加取得について、2018年3月30日付で引渡しを完了しました。この結果、「セレスティン芝三井ビルディング」は、1棟完全所有となりました。また、2018年3月8日付で既保有物件である「大崎ブライトコア・ブライトプラザ」の持分(不動産、取得価格:97億円)の追加取得について売買契約を締結し、2018年3月30日付で引渡しを完了しています。
 保有物件については、マーケット動向を把握した適切かつ柔軟なリーシング活動及びテナントリレーション強化による稼働率の維持と賃料増額改定の取組み強化により、安定的な賃貸事業収入の拡大を図っています。また、戦略的かつメリハリのある追加投資を行うとともに、工事実施時期及びコストの適正化により費用の削減にも努めています。
 また、本投資法人では、ESG(Environment:環境/Social:社会/Governance:ガバナンス)に配慮した運用を行うことが、中長期的な資産価値の維持・向上につながると考えています。このような考えに基づき、資産運用会社では、環境負荷の低減、安全・安心、快適性の向上及び様々な主体との多様な連携・協力に配慮した運用に努めており、2017年に実施されたグローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク(Global Real Estate Sustainability Benchmark : GRESB)リアルエステイト評価において最高位の「Green Star」の評価を取得しています。

第35期(2018年12月期)の1口当たり分配金は10,100円、第36期(2019年6月期)の1口当たり分配金は10,000円(参考)と予想しています。

本投資法人は、今後も我が国最大のJ-REITとして、スポンサーである三井不動産グループのノウハウを最大限に活用しながら、中長期的な観点から本投資法人に属する資産の着実な成長と安定した収益の確保を目指して運用を行って参ります。

投資主の皆様におかれましては、今後も変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

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