NBFについて

投資主の皆様へ

日本ビルファンド投資法人 執行役員 影山 美樹

投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

本投資法人は2001年9月に国内初となる不動産投資法人として東京証券取引所不動産投資信託市場(J-REIT市場)に上場し、その後順調に資産規模を拡大してまいりました。

第33期(2017年12月期)の運用実績は、営業収益42,125百万円、営業利益16,552百万円、当期純利益は14,682百万円、1口当たり分配金は9,370円となりました。

当期末におけるポートフォリオの状況は、保有物件数で72棟、資産規模1兆764億円(取得価格累計額)、総賃貸可能面積1,051,588㎡、期中平均稼働率98.8%となり、テナント総数は1,554件となっております。

東京都心部のオフィスビル賃貸市場については、既存ビルにおいて統合や拡張移転、館内増床により空室解消が着実に進み、また新築ビルにおいても成約が進んだ結果、空室率は低下傾向が続きました。また、このような堅調な需要を受け、募集賃料は小幅ながら上昇傾向が続いています。
 オフィスビル売買市場については、金融緩和による良好な資金調達環境が継続するなか、海外投資家、国内不動産会社、私募ファンド及びJ-REITによる物件取得意欲は引き続き高い状況にあります。一方で優良物件の売却情報は限定的であることから、厳しい物件取得競争が継続しており、期待利回りが低水準で推移し、売買価格が高止まりした状態が続いています。このような売買市場環境を受け、J-REITによる保有資産売却額は増大し、一部には保有資産売却と新規資産取得を合わせて行うポートフォリオ入れ替えの取組み事例も見られました。

本投資法人は、このような環境のもと、「中長期的な観点から運用資産の着実な成長と安定した収益の確保を目指す」という基本方針に基づき運用を行っています。
 当期は、資産の入れ替えによるポートフォリオの中長期的・総合的な収益力の向上を企図して、平成29年12月18日付で「NBF日比谷ビル」(信託受益権、譲渡価額:640億円)、「GSKビル」(信託受益権、譲渡価額:170億円)及び「NBF新浦安タワー」(信託受益権、譲渡価額:117億円)の譲渡並びに「六本木ティーキューブ」(信託受益権、取得価格:628億円)の取得及び既保有物件である「セレスティン芝三井ビルディング」の持分(不動産、取得価格:195億円)の追加取得を決定しました。このうち、「NBF新浦安タワー」については平成29年12月20日付、「GSKビル」については平成29年12月26日付でそれぞれ引渡しを完了しています。その他の「NBF日比谷ビル」、「六本木ティーキューブ」、「セレスティン芝三井ビルディング」については、いずれも平成30年3月30日付での引渡しを予定しています。
 保有物件については、マーケット動向を把握した適切かつ柔軟なリーシング活動及びテナントリレーション強化による稼働率の維持と賃料増額改定の取組み強化により、安定的な賃貸事業収入の拡大を図っています。また、戦略的かつメリハリのある追加投資を行うとともに、工事実施時期及びコストの適正化により費用の削減にも努めています。

第34期(2018年6月期)の1口当たり分配金は9,620円、第35期(2018年12月期)の1口当たり分配金は9,900円(参考)と予想しています。

本投資法人は、今後も我が国最大のJ-REITとして、スポンサーである三井不動産グループのノウハウを最大限に活用しながら、中長期的な観点から本投資法人に属する資産の着実な成長と安定した収益の確保を目指して運用を行って参ります。

投資主の皆様におかれましては、今後も変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

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